アクティブシニアのリタイア後の楽しみ方NO.46 最後のジャカルタ 1

最後のジャカルタ・ツアー No.1

1. はじめに

日本の会社を定年退職後、5年間インドネシアで頑張ってきましたが、2024年9月末をもって日本へ本帰国することにしました。

昨年末にはサポートしていた地盤改良工事の会社も閉鎖され、今年の初めから仕事はほとんどなくなりました。

仕事がないということは収入がないということですし、人と会う機会も少なくなってしまいました。

毎日時間を持て余す生活が続いていました。

2. ジャカルタ観光旅行のきっかけ

そんな中、今年4月に一時帰国した際、高校時代のサッカー部の同期メンバーと渋谷で飲む機会がありました。
訪れたお店は、約45年前に私が大学時代に通っていた、渋谷の台湾料理店「麗郷(れいきょう)」でした。

昔と変わらず、店の外に並ぶほどの混雑ぶり。懐かしい気持ちで、当時よく食べたお店の名物料理、シジミを注文しました。

話は少し脱線しますが、高校を卒業してから50年以上経った今でも、彼らと会うと必ず当時のサッカーの試合の話で盛り上がります。

そんな話の流れで、私から「インドネシアに遊びに来ないか」と誘ってみました。

すると、インドネシアに行きたいという者が現れ、彼が高校サッカー部の同期のLINEグループに「ジャカルタ行き」の募集メッセージを投稿したところ、すぐに4人が参加希望を出してきました。

3. ジャカルタ観光旅行の概要

本帰国前の最後の一大プロジェクトとして、彼ら4人のためのジャカルタ観光旅行を企画することになりました。参加メンバーは、同期の2名、1年先輩1名、2年後輩1名の計4名です。同期以外のメンバーとは、高校卒業以来約50年ぶりの再会です。

日程は、8月20日から10日間です。私からはインドネシア最大の観光地バリ島行きを提案しましたが、すでに訪れたことがある人がいたため、今回はジャカルタ観光に絞ることにしました。

以前のブログにもの書きましたが、ジャカルタ近郊にはあまり有名な観光地がありません。しかし、初めてインドネシアに来る人にとっては、私が毎日見慣れているジャカルタの風景も十分新鮮に映るだろうと考え、観光プランを立てました。

彼らの日本からジャカルタへのフライトは、LCC(ローコスト・キャリア)のマレーシアのエア・アジア航空を利用し、クアラルンプール経由で来ることになりました。

往復で約4万円と格安でした。参考までにANAだと10万円はかかるため、かなり割安です。しかし、これに伴いさまざまなトラブルが発生しました。
主な問題は、クアラルンプールでの長いトランジット、荷物の重量制限、さらには突然の日程変更です。

また、先輩が少し遅れて予約したので別の便での到着で、ジャカルタ到着時間がずれてしまいました。
それでも彼らアクティブシニアは、ポジティブ・シンキングでこれらのトラブルも「良い経験」として楽しんでいました。

4. 8月21日(初日)

午後1時にジャカルタの空港まで彼らを迎えに行きました。当初は空港近くのスンダ料理のレストランを予定していましたが、まだ時間が早かったため、ジャカルタ市内の中国人街のコタにある私の一押しの「Pondok Laguna」というシーフードレストランに連れて行きました。

まずはレストランに入る前に、入口で売っていたマンゴスチンを買いました。

マンゴスチンは、Queen of Fruit(果物の女王)と言われており、誰にでも美味しく食べられる果物ですので、ジャカルタ到着後最初に食べてもらうことにしました。

ここで一番のおすすめは、Gulai Kepala Ikan(フィッシュヘッドカレー)です。一度食べたら忘れられない味で、また食べたくなります。

日本から来た彼らも「美味しい、美味しい」と大好評でした。

飲み物はインドネシア産のビール「Bintang」(日本語で「星」)を楽しみました。

昼食後は、彼らをジャカルタ南部のHotel Grand Kemangにチェックインしました。

私は今までに泊まったことはありませんでしたが、1974年からの創業の老舗の高級ホテルです。

ケマン地区は多くの白人が住んでいるお洒落なエリアで、レストランやカフェが豊富にあります。

ホテルでは、2人1部屋で予約していましたが、部屋はDouble Room(キングサイズベッドが1つの部屋)だったため、日本人には少し不便でExtra Bed(追加ベッド)をお願いすることになりました。

日本人はよく間違えてしまうのですが、Twin Room(2つのベッドがある部屋)を指定しないとこのようなことが起こります。

夕食は、ホテル近くの「Eastern Promise」というBritish Indiaレストランへお連れしました。ここは私が1990年に最初にインドネシアに来たときから使っていたビヤホール兼レストランで、1989年創業です。

店内はイギリスのパブを模した造りで、ここがインドネシアとは思えない雰囲気です。お客の大半は白人で占められています。

ここでのお勧め料理は、焼きたてのプレーンナンとカレー。

Chicken Tikka Masalaと言うカレーとタンドリーチキンは、なかなか美味しいです。

日本からのメンバーも満足して、ジャカルタ初日を無事に終えることができました。

続きは、次のブログをお楽しみに。

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