前回のブログ(No.26)の続きを書いています。
ジャカルタでの海釣りの最終ターゲットはTenggiri(鰆:さわら)を釣り上げることです。
私は日本では鰆釣りをしたことがありませんが、インドネシアでは釣り上げる時の引きの強さで、釣り人の心を捉えているわけです。
1.餌の確保
サワラの餌は、生きた小魚です。日本の小あじ釣りと同様にサビキを用いてまずは餌釣りです。
私は上カゴ式を採用し、撒き餌にはインドネシアで「ルボン」と呼ばれている小エビを使い小魚(solar)を集めて釣ります。
釣った小魚は、船に生けすが無いので、大きな竹カゴの周りに浮き代わりに発泡ポースチロールを結び付け、海に浮かべそこに入れておきます。
2.いざサワラ釣りへ
日本のアジに似た魚で、インドネシアでは「ソラール(Solar)」と呼ばれています。これを生かしておいて餌にします。
Tenggiri(サワラ)用の針は、細いワイヤーの糸を使います。上のサワラの写真を見ると分かるように、サワラの歯は鋭く普通のナイロンの糸は簡単に切られてしまいます。
釣りは優雅にひたすら当りを待ちます。
小振りのサワラですが、引きはかなり強烈でした。
サワラを輪切り切り油で揚げた後に、チリ(唐辛子)ソースで煮込みます。
少し辛いですが、最高に美味しいです。
3.ジャワ海で今まで釣った魚
他の魚を釣る場合は、餌には生きたエビを使います。
このエビは茹でると赤くなり、人間が食べても甘みがあり最高です。
良く釣れるのがカカップ・メラ(Kakap Merah(日本のタイの種類))
クラプ(kerap)と言う魚で、日本のハタの種類だと思います。この魚は、中華料理で茹でて食べると最高です。
中華レストランのメニューより
アヤム。アヤム(Ikan ayam ayam)と言う魚で、日本でのウマズラハギだと思います。アヤムとはインドネシア語でニワトリのことですが、何でこの魚をそう呼ぶのか分かりません。
アル・アル(alu alu)と言う魚で、日本のオニカマスだと思います。
ジャワ海での釣りでは、他にも多くの種類の魚が釣れます。
海釣りの魅力は釣り上げるまで、何が釣れたか分からないところです。
4.待ちに待った海の上での昼食
ここでは、船の上で漁師がお米を炊いて、釣った魚を料理してくれます。
まず一品目は釣った魚に切れ目を入れ、油で二度揚げしたものを、ケチャップマニス(甘いたれ)に青唐辛子(チャベと言い、滅茶苦茶辛いです)と紫のニンニクのみじん切りにしたものを入れ、これを付けて食べます。(写真上部のブルーのお椀)
二品目はカレー味の魚スープで、これをご飯に掛けて食べると最高です。
海の上での食事は何を食べても美味しく感じるのかもしれません。
私は日本人の特権で、必ずビールを飲みます。
インドネシア人はイスラム教なのでアルコールは飲めません。
5.本日の釣果
今回、キャプテン・スリヤディの船で驚いたことに、船にGPSと小さな魚探が付いていたことです。今までは、目測のみで操船していたのに驚きです。
今回の釣果です。目標のサワラも5匹釣れました。他にも、タイ、ハタ、ウマズラハギ、イカ、小魚多数でした。
釣った魚は、私はアパートで独り暮らしですので、一緒に行ったローカルスタッフ、運転手、アパートのガードマン達にあげました。
この船の代金は、漁師5人が同船し、朝食、昼食込み、朝の5時頃出船し夕方の4時帰船で日本円で約2万円でした。
今回は私とスタッフの2名ですが、客は5人まで乗船出来ます。
ジャカルタでの船釣りは、絶好のストレス解消法だと思います。
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