アクテイブシニアのリタイア後の楽しみ方 No. 22 アクティブシニア・ビレッジ構想最終(その6)

アクテイブシニアのリタイア後の楽しみ方 No. 22 アクティブシニア・ビレッジ構想最終編(その6 最終章)

今回改めて、アクテイブシニア・ビレッジ構想を書かせて頂いている目的を述べさせていただきます。

 

私は十数年前から、私自身が入居したいと思うような、ビレッジ計画の策定を行い、実際にバリのウブドゥ地区にビレッジを建てようと、華僑系インドネシア人のディベロッパーと土地探しも行いました。

 

その間、具体的なビレッジの事業形態、土地の選定、施設内の設備計画、価格設定などを行い、フィジビリティ・スタディ(事業採算性の検討)を行いました。

 

実際には実現出来ておりませんが、その時の事業スキームを書かせていただきます。

1.アクテイブシニア・ビレッジの事業形態

事業概要

日本人専用の会員制のクラブとして各部屋を分譲します。権利形態は部分所有権で各部屋のオーナーとなって貰います。

 

何故資産を持って貰うかと言うと、以前日本の老人ホームで問題になっていた、本人が亡くなった場合の入居金の返却問題です。

 

今はかなり改善され、5年償却の場合はそれ以前でしたらある程度は払い戻しされるようですが、5年を過ぎてしまうと戻らないと思います。

 

入居金の平均額も日本では500万円だそうですが、都心では1000万円を超えるところが一般的です。

 

当システムは、部屋の買取ですから資産として所有するわけです。そのため売却や相続が可能となります。

 

それと以前のブログで紹介しましたが、バリの不動産はコロナ前は年間で10%は上昇していたので、計算上は8年で倍になりました。

権利形態

90年の土地使用権で各部屋売買可能

各部屋とも基本的な家具付き

ソファー、ベッド、ダイニングセット、書斎机、テレビ、冷蔵庫

Wi-Fi完備

タイプ1  60m2+20m2(バルコニー) 70部屋

15畳のリビング・ダイニング、10畳の寝室、バスルーム、トイレ、ミニキッチン

タイプ2  90m2+25m2(バルコニー) 30部屋

広めのバルコニーは必需品で、日本では味わえない一年を通してオープンエアーでのティータイムなどが楽しめます。

施設内設備

従業員数 30人(日本人スタッフ3人、日本で看護師の経験のあるインドネシアスタッフ1人、料理人日本人1人含む)

・マネージメント オフィス

・ビジネスセンター(コンピューター、コピー等)

・ダイニングルーム(レストランを兼ねる)

・バーカウンター

・アトリエ(教室) 2部屋

・カラオケルーム、囲碁、将棋、麻雀ルーム

・マイクロバス1台、車3台

スポーツ施設(すべてイメージ画像です)

・スイミングプール

常夏のバリでは、365日スイミングが楽しめます

・テニスコート

・フィットネスセンター

・ワォーキング、ジョギング・コース

クラブ敷地内を一周できるコース(約1km)

・シュミレーションゴルフ

クラブ菜園(果物、野菜栽培)

クラブ近郊の農家から実際の農地を借りて行う

バリの農家の人に指導してもらう

2.アクティブシニアビレッジ(クラブ)入居費用等

これらの金額は、以前にローカルパートナーと試算したもので、コロナ下バリの不動産価格も下がっており、再検討する必要があります。

土地     40,000m2(4ヘクラール)Ubud地区を想定

販売部屋数 

タイプ1  60m2+20m2(バルコニー) 70部屋

タイプ2  90m2+25m2(バルコニー) 30部屋

入会金(途中退会の場合でも戻りません)

お一人の場合    500,000円

ご夫婦の場合    800,000円

クラブ・ファシリティ利用権(5年償却とします)

お一人の場合    1,400,000円

ご夫婦の場合     2,000,000円

入居時の一時金合計(タイプ1の場合)

タイプ1  60m2+20m2(バルコニー)   15,000,000円

入会金                 500,000円(1人の場合)

クラブ・ファシリティ利用権      1,400,000円

合計金額               16,900,000円

 

この金額はかなり高額と思いますが、以前に書かせていただきましたが、日本と違いインドネシアでも住宅価格は購入してから下がる負債ではなく、所有することにより購入価格より高く売却できる資産のわけです。

 

それとここ数年のコロナ下でバリの不動産価格も値下がりしており、今が購入の絶好の機会と考えております。

 

今回の価格は以前に試算したものですので、今改めて見積もればかなり安くなると思われます。

 

月額費用(以前の計画時のものです)

日本の年金の範囲でワンランク上の生活を目指す

クラブ運営費(人件費、維持管理費)

一人の場合          40,000円

ご夫婦の場合        60,000円

 

食費(朝、昼、晩の3食)

お一人の場合      40,000円

ご夫婦の場合          80,000円

 

レジデンス関連費用

管理費        10,000円

修繕費        10,000円

 

その他費用

電気、水等      10,000円程度(使用頻度による)

付帯サービス

毎日の部屋の掃除、ランドリー(4ピース)

毎日1回の買い物のためのマイクロバス送迎

 

月額計     お一人の場合    110,000円

      ご夫婦の場合     170,000円

 

バリで日本語の通じる診療所

海外での生活での不安要素として病気があります。以下のクリニックは、メインはジャカルタにあり駐在している日本人がよく利用しております。その出先がバリ島にあります。

 

Kyoai Medical Services(共愛メディカルサービス)

所在地: Ruko Sunset Jaya No.5, Jl. Mertanadi, Sunset Road Kuta, Bali
電話番号: 0853-3883-3787
0853-3883-3878
e-mail: info@kyoaihealthcare.com
ウェブサイト: http://www.kyoaims.com/jp/index.php

 Takenoko Medical Care(タケノコ診療所)

所在地: Jl. Sunset Road No.77A Ruko No.1 Kuta, Bali
電話番号: 0361-4727288
0811-399-459(日本語ダイヤル)
FAX: 0361-4727289
e-mail: takenokobali@gmail.com 
ウェブサイト: http://takenokogroup.com/

 

2.アクテイブシニア・ビレッジの課題

私自身が入居する場合を想定し、不安要因などを考えてみました

 

①日本側の事業者

日本で老人のケアーを行っている上場企業が理想です

高額の資産を購入する訳ですから、事業者が倒産してしてしまったら心配です。

以前に日本で参画する会社を探しましたが、なかなか見つかりませんでした。

 

②健常者で無くなった場合

アクテイブシニア・ビレッジはあくまで自立した生活が出来る健常者が対象ですす。

しかし人間は必ず老化し手伝いが必要になります。その場合の対応を考えておかなければなりません。

日本の提携老人ホームへの転居も視野に入れる必要があると思います。

 

③もう住みたくなくなった場合

1)部屋を売却して退会する

まったく別の人に売却するケースと、マネージメント会社に売却する場合が考えられます。

 

2)部屋を賃貸しする

この方法はインドネシアパートナーがバリにホテルを所有しており、ホテルの部屋を分譲しており数名のオーナーがおりました。

 

自分が部屋を使わない時は、ホテルマネージメント会社がホテルとしてオペレーションし、利益をオーナーと折半することとしておりました。同様な方法が考えられると思います。

 

3.本テーマの終わりに

バリ島アクティブシニアビレッジ構想のブログも、今回で6回の長丁場となりまいた。

 

アクテイブシニア・ビレッジは、定年退職後のまだ元気な高齢者が、第二の人生を趣味を共有できる仲間と有意義に過ごす生活共同体です。

 

アメリカでは40年以上前から始まり、今では2千を超えるアクテイブシニア・タウンが存在しております。

 

日本国内ではなく、常夏で文化があるバリ島で、豊富なアクティビティが体験でき、健康寿命を延ばし、日本では味わえないワンランク上の生活を過ごすことを目指します。

 

それとここ10年ほど、インドネシア(華僑)側のパートナーとして伴に行動してきたロニー氏が、50代半ばで昨年コロナにかかり他界してしまいました。

 

現役を退いた私としては、誰かがアクティブシニアビレッジ構想に共感し、進めて頂ければと思い、書かせていただきました。

 

 

 

 

 

 

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