アクテイブシニアのリタイア後の楽しみ方 No. 18 実際にバリへ

アクテイブシニアのリタイア後の楽しみ方 No. 18 実際のバリでの休日

今回のテーマ

バリのブログを書いているうちに、実際にバリへ行きたくなってしまいました。

行くのなら断食中の今しかないと思い、断食明けのイスラム正月に入る約一週間前の今、4月22日に行くことにしました。

インドネシアのイスラム正月(断食明けは5月2日)は、インドネシア人にとって一年の最大の行事であり、1週間以上の休みに入ってしまい、交通費、ホテル代など跳ね上がってしまいます。

私もこのコロナ下で2年以上バリには行けずにおりましたので、現状調査を兼ねての休日です。

1.旅の始まり(ジャカルタ―→バリ)

今回はローカルパートナーが推奨した、長距離バスでジャカルタからバリまで約1,230km、予定所要時間24時間の旅の始まりです。

バス会社は、Lorenaと言う会社のバスで、オーナーはインドネシアの軍人出身者でインドネシアでは一番の会社だそうです。

自社で教習所を持っており、運転手も厳しい試験に合格した者で、安全運転だと言うフレコミでした。

実際に来たバスは、事前にカタログで見ていた最新のものではなく、一様メルセデスベンツでしたが、かなり年季の経ったものでした。

ジャカルタ市内で2時間余り掛けて、5ヵ所ほど立ち寄りお客を拾い、約70%程度の乗車率での出発でした。

バス代は片道3食付きで、 76万Rp(6,900円)で、飛行機で行くと170万Rp(15,500円)ですので、バス代の2.24倍となります。(驚きですが、今の為替レートは110Rp/円で、1ヵ月前まで130Rp/円ですから、15%も円が下がってしまっています。)

バスの乗客は、外国人は私1人のようでした。

移動時は断食期間ですから、イスラム教の人は朝の5時ごろから夕方の6時までは、食事どころか水も飲めません。

さすがにバリ行きのバスですので、マイノリティですがバリの人と中華系のインドネシア人はおり、一緒に食事を取っていました。

翌朝の10時頃に、やっとジャワ島側のフェリーターミナルに到着しました。

ここでまた問題が発生しました。飛行機の場合は、搭乗に際し24時間以内のコロナの陰性証明が必要だったので、バスにしたのですが。

フェリーはワクチン接種でブースター(3回接種済み)なら、陰性証明も要らない訳です。

私は、中国製シノパック2回とファイザー1回のブースタで問題ありませんでしたが、一緒のバスに乗り合わせた人の中に、1回とか2回の人がおりました。

そのためフェリーに乗る前にラピッドテストを行い、陰性であることを証明しなければなりません。

その結果待ちで、1時間半もフェリー乗り場で待つことになってしまいました。

実際にフェリーに乗っていた時間は、30分程度でした。

ジャカルタの海とはまったく違う、本当に青い透明な海が広がり、対岸には待ちに待ったバリ島が見えました。

バリ島行きのフェリーは、島の西南のハズレにあり、目指すバリの州都デンパサールは島の南側で、バリ島に入ってからも2時間程度掛かりました。

結果的には、バス移動に26時間を要してしまい、ホテルにはかなり疲れてでの到着となりました。

2.スミニャク海岸

着いた日はスミニャック(Seminuak)と言う、南側の西海岸リゾートに泊まることになります。

ホテルに着いたら早々に海岸に出てみました。

「バリに来たぞ!」

スミニャックはバリ島の西海岸にあり、夕焼けが綺麗で有名な場所でしたので、海岸のソファーに座りビールを飲みながら鑑賞することにしました。

本当にすばらしい夕焼けでした。

翌朝もビーチへ顔を出すと、ヒンドゥ教のバリの人たちが集まり、海に向かって祈りを捧げている場面に出くわしました。

ヒンドゥ教の国、バリ島へ来たことを再度実感しました。

翌日次の目的地である、ウブドゥ村(Ubud)へ車を借りて、自分で運転して行くことにしました。

ちなみに、もし車を借りた場合のレンタル代ですが、トヨタのアバンザ(5年前のモデル)と言うミニバンで、1日27,500Rp(2,500円)、運転手代150,000Rp(1,365円)だそうです。

3.バトゥブラン村:石像の村

ウブドゥ村への道中に、石の彫刻で有名なバトゥブラン村(Batubulan)があり、車を止めて道端のお店によることにしました。

お店のおじさんと仲良くなり、小さなカエルの石像を買いました。

値段は、1体100,000Rpでしたが、値切って2体で150,000Rp(約1360円)でした。

このお店の名刺です、近くに行った際には行ってみてください。小さいお店ですがとても親切で、25%ほど言い値から割り引いてくれました。

話は飛びますが、私はかなり前ですが、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」を見た時のことを思い出しました。

最初のシーンで家族で車に乗り村に入る前に、苔むした石像が出てくるのです。

私はこれを見た時、宮崎監督もバリの石像を参考にしたのかと、即座に連想しましたが、その後調べたら、台湾の石像とのことでしたが。

バリのお寺にあった苔むした石像です。

日本だと寒い冬があるので、なかなか苔むした石像に出会えません。

そこへいくと、常夏のバリの石はポーラス(多孔質)で柔らかいこともあり、簡単に苔むす要因だと思われます。

バリのお寺の階段の脇の苔むしたカエルの石像

バリは村ごとにそれぞれ芸術(文化)があり、ここバトゥブランは石像の村として有名で、軒並み石像店が並んでおります。

4.チュルック村(Desa Celuk) 金銀細工の村

ウブドゥ村へ行く途中には、他にも金銀細工で有名なチュルック村があるので、久しぶりに立ち寄ってみました。

飛び込みで入った、DEVANOと言う銀細工の工場兼お店です

バリの職人が、顕微鏡を見ながら銀を加工していました。

イヤリング、ネックレス、腕輪など無数のアイテムを販売しており、世界中に輸出しているとのことでした。

今回は申し訳ありませんでいたが、何も買わずに失礼しました。

Bali Silver Jewelry | Jeweller Of Kings | Devano Silver

5.今回のブログの終わりに

まだバリの旅は、始まったばかりです。私自身ワクワクが感でいっぱいです。

アクテイブシニア・ビレッジ構想として始めたシリーズですが、今回は少し脱線して、現在のバリ事情に付いて書かせていただいております。

次回も引き続き、バリの旅での出来事を、ご紹介させていただく積りですので、ご期待ください。

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