アクテイブシニア (NO.25 )結婚しない日本の若者(その2)

結婚しない日本の若者(その2)

前回のブログの続編です。

私も男の目でものを見てしまうのですが、今の若い男性は覇気がない気がする。

男性がもっとアクティブに行動すべきだと思います。

ここ数年間コロナの影響もあり、海外旅行はおろか国内旅行も行かない状況が続いており、出不精癖が増長されるのではないかと心配しております。

③海外旅行も若い女性が主流

私も海外旅行は昔からの趣味で、サラリーマン時代も一年に一回は2週間程度休みを取り、海外旅行に行っていました。

そうすると私に対し、「xxさんは休みが取れて良いですね」と良く周りの人達から言われました。

私からすれば、同じ会社で年休を取って行っているのに、何で私が羨ましがられるのか分かりませんでした。

「そんなに休みが取れませんよ」「上司の許可が取れませんよ」「将来の出世に影響しますよ」とかの言い訳を言ってくるわけです。

私は休みを取るために、日常では仕事は倍速マンと言われるほど頑張りました。

私は毎年海外旅行に行くので、上司からは「今年はどこに行くんだね」と言われ、行く予定がない年まで行くようになっていました。

私は社内での昇進も遅れるわけでもなく、他の人はただ単に勇気がないだけのような気がしました。

 

最近の海外旅行の傾向を見ていると、若い女性のグループがほとんどで、男性はあまり見かけません。

結婚して新婚旅行に海外に行くと、場慣れしていない旦那が頼りなく見え、成田離婚なども私の周りでも、よくありました。

 

④日本人は無宗教の人が多い

私を含め日本人は無宗教の人が多いような気がします。

今居るインドネシアでは、中華系インドネシア人の多くはクリスチャンの人が多く、日曜日には家族で正装して協会に通っています。

私のパートナーも中華系インドネシア人で、彼と話すと、彼の子供たちは結婚相手をクリスチャン・ソサイエティで見つけています。

親同士は知り合いで、子供同士も小さいころからの顔見知りだそうです。

一般のイスラム教徒のインドネシア人は、同じ宗教の同志の結婚しか認めておらず、親の承諾が絶対のようです。

イスラム教徒の結婚式は盛大で300~500人程度の人が招かれます。

聞くところによると、インドネシアでは結婚しない最大の理由は、経済的なことのようです。男に生活力が無く、女性から選ばれないそうです。

今ではかなり減りましたが、イスラム教では男は4人まで妻を持つことを肯定しています。理由としては、生活力の無い男が多く、結婚できない女性が多く出てしまうためだそうです。

但し、最初の奥さんの承諾が必要なことや、均等に扱うことが前提ですので、かなりハードルが高く、今はほとんど見かけません。

 

今日本で騒がれている「旧統一教会」ですが、自由恋愛を認めない代わりに、協会が決めた相手と結婚させられるようです。

結婚出来ない若者が、間違って入信してしまうのではないか、気がかりです。

 

⑤情報が溢れすぎて、知っていることの価値が下がってしまった

私が若いころは車には当然ナビなどないため、道を知っていることや、美味しいお店を知っていることが価値があり、女性を喜ばせることが出来ました。

今はインターネットで簡単に情報が取れるため、これらの情報の価値が無くなってしまった気がします。

このことも、女性が男性に惹かれない理由の一つのような気がします。

⑥携帯電話が普及しLineで簡単に誘えるのに

昔は彼女と連絡するのも大変な時代で、電話をするにも家には居間に一台の固定電話しかありませんでした。

そのため相手の親が電話を受けてしまい、「どんなご用件ですか?」「あなたはどなたですか?」などと聞かれるわけで、電話するのも非常にストレスでした。

電話を掛ける時も、家からだと家族が聞いた居るので、10円玉を大量に持って、わざわざ外の公衆電話まで行くわけです。(昔は3分10円で、次から次へと10円玉を投入する必要があった。)

夜は同じ目的の人が多く居り、電話ボックスの周りを行ったり来たりしたことを思い出します。

下の写真が昔の電話ボックスですが、今は透明のガラス張りですが、何故変わったかわかりますか。

実際に私も経験しましたが、電話ボックスに入るとトイレ臭いのです。

理由は、悪い輩が電話ボックスを公衆便所代わりに使うためで、後にトイレとして使わせないために、透明にしたのです。

150407_0921~01

我々の苦労に比べれば、今の若者はみんな携帯電話を持っており、Lineを使えばタダでいくらでも電話やSMSできるのに、なぜ適当な相手が見つけられないのか不思議でなりません。

3.終わりに

ちなみに私自身、結婚したのはかなり遅く38歳で、子供は二人います。

今の日本はもう裕福な国ではなくなってしまった気がします。

私が思うに、これからこの国を変えることはかなり無理なような気がします。

それと最初に挙げた、欧米から入って来た「セクハラ」「パワハラ」などの行き過ぎがとても気になります。

本人がそう思わなくても、相手がそう思ったらそれでアウトと言われてしまう、嫌な世の中になってしまいました。

 

つい最近もリベラル派だとか称し、個人の尊厳を尊重する進歩的な考え方と称しLGBTを肯定する人まで出てきている。

L:レスビアン G:ゲイ B:バイセクシャル(両性愛者) T:トランスジェンダー(生まれた時の性別にとらわれない)

私は保守的なシニアなのかもしれないが、これらには否定的な意見です。

今日本で騒がれ出した、「夫婦別性」も理解できない、子供からみたらどうしたら良いのか、困惑してしまうに違いない。

 

かなり話がそれてしまったが、国力を取り戻すには、生産年齢の人口増が不可欠であり、若者が豊かになれば結婚する若者も増えていくと思われます。

人口を増やす第一の方法は、私は反対ですが、米国のように移民を受け入れること

 

フランスのように事実婚と婚外子を認める方法も一案です。

日本のように両親が居ないと子供を認知できないのではなく、生まれたらその段階で国が子供を認知するわけである。

それに加えて、子育て世代、特に3人以上の子どもを育てている世帯に対して、大幅な所得税減税がなされ有利な仕組みになっています。

子どもを3人養育すると年金が10%加算されます。

産科の受診料、検診費、出生前診断、出産費用など妊娠出産から産後のリハビリテーションを含め無料。

フランスはここまでやって、それなりの成果がでているそうです。

 

日本の政府も色々対策を検討しているようですが、決定的な解決策には程遠いいように思われます。

私の結論は、日本の将来がとても心配であり、政府も国民一人一人も現実を認識し、政府は対策を、若者は意識改革を行って欲しいと思います。

 

 

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です