アクテイブシニア No. 31 一時帰国(その2)
前回の一時帰国の続きを始めます。
東京の住まいに関して
私の家は、世田谷区の深沢にあり、駒沢公園まで徒歩で10分程度でいけます。
最近家の価値について考えることがあり、その中で駒沢公園が近いこと、家の周りに多くの生産緑地があること、これは大きな価値のような気がします。
朝の散歩
昨年もそうであったが、約1か月の一時帰国の間は、朝女房と家の近所に散歩に出掛けました。
日本の冬は、道路のアスファルトの黒色や各家のコンクリート塀の黒カビ等、景観がかなり暗いことが、実際の寒さをさらに助長している気がします。
インドネシアは、一年中花が咲き誇っており、人も明るく、町全体の色彩も明るい。
そこで近所の散歩の際に、冬の東京で明るい色を求めて歩いて見ることにしました。
家を出てすぐ目に付いたのが、近所のマンションの生垣に咲いているツバキの花でした。
ツバキについて調べてみたら、自分の知らないことが多々ありました。
冬の間、緑の葉を保っているだけでなく、ツバキはまだ寒いうちに赤い花を咲かせる。
この赤い花には意味がある。
ツバキは赤い色で花を目立たせているのだそうです。
一般に植物の花は昆虫を呼び寄せて、花粉を運ばせるが、ツバキが咲く寒い時期には、花粉を運ぶ虫は少ない。
ツバキの花の花粉を運ぶのは、昆虫ではなく鳥だそうです。
ツバキは鳥を呼び寄せて、花粉を運ばせようとしているのだそうです。
そのため、ツバキの花はたくさんの蜜を持っており、メジロやヒヨドリなどの鳥を呼び寄せて花粉を運ばせているとのことです。
鳥に花粉を運ばせるツバキが、寒い時期に花を咲かせるのにも理由がある。
暖かい季節に花を咲かせても、鳥たちは餌となる虫を取るのに忙しくて、とても花の蜜など吸いには来てくれない。
そのため、鳥の餌となる虫の少ない時期に花を咲かせるのだそうです。
次に目に飛び込んできたのは、赤い実を付けたナンテンの木です。遠くから見ると、一瞬花が咲いているのかと見間違えてしまいました。
ナンテンの木に付いても調べてみると、面白い記事があったので紹介します。
「難を転じる」縁起物として知られるナンテンの赤い実だそうです。
日本では漢字の読みが「難転」に通じるという語呂合わせにより、江戸時代から縁起の良い木とされ、火災除けや魔除けのため玄関先、トイレ付近、鬼門の方角に植えられ、今日でも各地に見られるとのことです。
次に目を引いたのは駒沢公園内のモミジとイチョウの黄色と赤の素晴らしいコントラストでした。
この時は昨年の年末で、普段ですとイチョウの葉はもうとっくに散っている時期なのに、異常気象が生み出した自然の美と言った感じでした。
駒沢公園
フリーマーケット
駒沢公園では、月に1回フリーマーケットが開催されている。1月8日にたまたま開催されていたので、娘と行ってみました。
朝の9時から15時までで、出店費用は3,000円だそうです。
家には着なくなった服が山のようにあるので、機会があったら是非参加したいと思いました。
ジョギングコース
駒沢公園には、1週2.14㎞のジョギングコースがあり、多くの人が利用しています。
最近は仲間で走るためのグループが多くあるとのことす。私も以前は一人で走っていたのですが。
ジョギングコースと並行してあるのがサイクリングコースですが、ほとんど利用する人が居ない。
それと、たまに走ってくる自転車ですがとても危険であり、公園側が何で止めないのか不思議です。
ドッグラン
駒沢公園周辺の家は、犬を飼っている人がとても多いです。
また駒沢公園周辺のレストランは、犬連れ込みOKのところが多くあります。
公園内にはドッグランもあり、登録制で小型犬と大型犬の二つに分かれています。
この日はドーベルマンが一匹だけで、他の犬は怖がって入ってこないようです。
我が家にも以前いは愛犬が居ましたが、2年前に亡くなってしまい、未だに我が家族は悲しみが癒えておりません。
10年間家族として一緒に過ごした、今は亡き愛犬ロジャー
我々が世田谷区に引っ越してきたのは約10年前で、下の子供も都心の高校へ通っており、近所の人との付き合いもなかなかありませんでした。
女房が一日2回、朝と夕方にロジャーの散歩に出かけておりました。
私も時間がある時は一緒に散歩に出かけましたが、女房の顔が広いことに驚かされました。
犬効果と言うのか、近所の犬仲間と一杯知り合っており、近所の情報も盛りだくさんでした。
それでも不思議なことに犬を連れていないと、すれ違ってもお互い分からなったりするのです。
ヨガグループ
毎朝7時頃から駒沢公園に集まって、ヨガをする人たちが大勢おります。ほとんどが女性ですが。
終わりに
女房とよく話すのですが、家の近くに駒沢公園があることで、充実したシルバ―ライフが過ごせるような気がしております。
歳を取った我々が、住む場所を新たに探す必要がある時は、交通の便も重要ですが、多くのアクティブティが楽しめる場所が、家の近所にあることの重要性を感じるこの頃です。
まだ書ききれないことが多く残っておりますが、今回はこの辺で締めたいと思います。
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