アクテイブシニアのリタイア後の楽しみ方 No. 21アクティブシニア・ビレッジ構想(その5)
今回のテーマ
ここ3回ほどブログはビレッジ構想を中断し、実際のバリでの休日をテーマにさせていただきました。
今回はNo. 18のアクティブ・ビレッジ構想(その4)の続きに戻らせていただきます。
日が空いてしまったので、最初に前回までに書いてきたことを若干復唱したいと思います。
1.日本の実態(復習)
・定年退職後(リタイア後)の計画が無い、日本の亭主
・世界一の長寿国日本 リタイア後の有り余った時間(現役時代より多い時間)
・日本では家は資産ではなく負債(購入した時点から下がっていく資産価値)
世界一寿命の短い日本の家屋と最低な流通シェア(転売が難しい)
・銀行預金による、確実で安全な資産運用が出来ない日本の現状(金利1%以下)
・寒い季節に亡くなる人が多い日本
私も、もう既にリタイアし、今はインドネシアのジャカルタで単身生活を続けているわけですが、将来の不安要素として以上の点があります。
要約すると以下の三項目だと思います
① 老後の資金
② 健常者で居られる期間
③ 持て余した時間の有効利用
2.アクテイブシニア・ビレッジ(バリ島)のアドバンテージ
・一年を通して温暖なバリの気候
夏服一つで過ごせることと、歳を取ると暖かい方が体が楽です
・銀行預金による資産運用(インドネシア通貨(ルピア)年利4%)
・割安な生活費
・他人が羨ましがる、魅力的な環境
バリは日本の観光客のリピーターNO.1のリゾート
以外に重要な要素として、日本の家族(特に孫)が来たがる環境
・単独での海外生活は、不安要素が多いと思います。
日本人コミュニティ(日本人がまとまって住む)を形成することで不安を解消
・退屈しない日常の想像
豊富なアクティビティ・プログラムの提供
3.具体的なアクテイブシニア・ビレッジ構想
これは私が以前に、インドネシアのローカルパートナーと一緒に構想していた、バリでの退屈しない具体的なアクティビティ・プログラムの数々です。
1)マリーン・アクティビティが豊富
バリ島は周りがすべて美しい海ですので
美しい海岸でのんびり過ごす
透明度の高い美しい海でのシュノーケリングやスキューバーダイビング
ビギナーのサーフィン教室も充実
バリには世界有数なサーフポイントがある
大物狙いのトローリング
中大物のGT(ロウニンアジ)やマグロも釣れる
ボトムフィッシングも手軽に行える
2)世界的なゴルフコースも
Bali Handara Golf以外は、空港に近い南側に集中しています。
① Bali National Golf Club(バリ ナショナル)
「アジアベスト5コース」にも選ばれた名門コース
② New Kuta Golf(ニュー クタ)
海沿いにあり、美しいだけでなく、戦略的にタフなコース
③ Bali Handara Golf(ハンダラ)
涼しい高原の本格的なコース
④ Bukit Pandawa Golf & Country Club(パンダワ)
全ホールパー3のショートコース
3)カルチャースクール
アクテイブシニア・ビレッジで体験出来る習い事をリストアップ
① 絵画教室
絵画の先生をビレッジに招いて開催する
② 木彫り教室
③ バリ舞踊教室
④ バティック(ろうけつ染め)教室
バティックは染める色以外の部分を蝋で覆う「ろうけつ染め」という技法で染められます。温めて溶かしたろうに筆を浸け、布に模様を描いて染めていく伝統技法です
⑤ ガムラン音楽教室
ガムランとはインドネシアで行われている大・中・小のさまざまな銅鑼や鍵盤打楽器による合奏の民族音楽の総称である
4)その他のアクティビティ
① 花の栽培
常夏の国バリには一年中美しい花々が咲き誇っている。ビレッジ内あるいは近隣の土地での花栽培。
土いじりは歳を取ってからは、癒しの効果で寿命が延びるとか。
最高の香を放つ、カンボジアの花
バリの池には蓮の花が一杯
熱帯の代名詞的なブーゲンビリアの花(ピンク、白、黄色、赤)
オープンエアーで欄(ラン)の栽培が可能
② 果物栽培
インドネシアでは、日本では経験できない種類の果物栽培が可能です。
まずは一年中収穫可能な果物から
バナナ(Pisang)は最もポピュラーな果物です
お腹に良いと言われている、パパイア
パイナップル(Nanas)も木で熟れたものは最高に美味しいです
インドネシアのスイカ(Semangka)は甘くて美味しいので、私は一年中食卓には欠かせない果物です
マンゴ(mangga)は漆化の植物で、あまり多く食べるとかぶれることがあるが、ジュースにしてもマンゴプリンにしても本当に美味しいです。
シルサック(Sirsak)見た目はかなりグロテスクですが、ジュースにすると最高
ドラゴンフルーツ(Buah naga)
中を開けると真っ赤な実で、食べると尿まで真っ赤になるが、お腹には良いとか。
ただ味はあまりないが、冷やして食べるといけます。
バリ島の名前のついている果物
バリみかん(Bali Juruk)日本のザボンによく似ています(直径約20cm)
日本のザボンに比べると味はかなりたんぱくな感じです
なおバリ島はコーヒーの産地としても有名です。
最近注目されているのが、ルワック・コーヒー(Luwak Coffee)でバリのお土産屋さんでは必ず売っています。
ルワックとは、日本で言うジャコウネコのことで、コーヒーの豆をルワックに食べさせ、出てきた糞から作ったコーヒーです。
じゃ香のかおりがすることで生まれたコーヒーで、値段もかなり高めです。
ただし私も買って飲んでみましたが、じゃ香の香はほとんどしませんでした。
これらに加えて、お米の栽培も魅力的なアクティビティです。
常夏のバリでは、三耗作が可能なことと、お米の刈入れと田植えが同時期に行えます。
私はバリの風景で、田んぼとヤシの木があるシーンが好きで、何故か心が癒される感じがします。
4.終わりに
今回もブログが長くなってしまったので、一旦中締めしようと思います。
バリで考えていた土仕事は、日本の家庭菜園的なものとは違い、農家の人から広い土地を借り、栽培指導もしてもらうことを考えていました。
次回は、以前にインドネシアのパートナーと検討していた、アクティブシニアビレッジの施設内のファシリティや具体的な運営方法を解説したいと思っています。
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